ごあいさつ

コース長 百枝義雄

はじめまして。当コースは、2012年度から始まった、新しい通信制モンテッソーリ教師トレーニングコースです。

2024年度も、0歳~3歳までと3歳~6歳までの子どもを援助する資格を1年間で取得できるコースを東京と大阪で開講します。

ラ・パーチェとは

「ラ・パーチェ(la pace)」とは、イタリア語で平和(英語のthe peace)という意味です。

(1)モンテッソーリ教育の目指すところは、子どもの健やかな育ちを支えることを通して平和な世界を築くことにある。

(2)そのためには、子どものそばにいる大人の心が平和であるべきである。

(3)平和な大人を目指す人が集うコースであるからには、敬意と笑顔と愛に満ちた場所でありたい。

(4)そしてこの場所から、敬意と笑顔と愛をもって子どもと関わる、誠実なモンテッソーリ教育をお伝えしたい

という思いを込めて名付けました

受講生の皆様へ、モンテッソーリ ラ・パーチェの約束

トップページに掲載しました皆様への約束を、もう少し詳しくご説明いたします。

教具の操作だけでなく、モンテッソーリ教育の本質をわかりやすく伝えます。

モンテッソーリといえば「教具」「提示/提供」を思い浮かべる方も多いと思います。もちろん当コースでも教具や提示法についてしっかり伝えます。

しかし私どもは、モンテッソーリ教育とは教具の扱い方のことではなく、子どものそばにいる大人(親・保育者)が、子どもをどう見るか、どう援助するか、ということだと考えています。さらに言うなら、大人の生き方そのものです。そしてその生き方とは、子どもへの教育を通して世界の平和の実現を祈る心だと信じています。

モンテッソーリ教育には、敏感期・吸収する精神・整えられた環境など難しい概念が多く含まれますが、それらの考え方を、皆さんが保育・育児の現場でしっかり活かせるように分かりやすく伝えます。

皆さんの「子どもの育ちを健やかに援助する大人」としての成長を支えます。

全ての子どもは、自分を伸ばす力(自己教育力)を持っています。子どもが健やかに育つ教育は、大人によって施されるものではなく、子ども自身が自らを育てていく教育です。

私たち大人は、「教える」存在ではなく、「助ける」存在です。よりよく助けられる大人になるために必要な知識や考え方、判断の「軸」をお伝えします。

大切なのは、受講した後であなた自身が現場の様々な局面にあたって、子どものためになる判断が下せるように育つことです。教科書通りの保育・育児ではなく、目の前のこの子に最も相応しい援助ができるように成長することです。

私たちは皆さんの成長をサポートします。

「真に子どものためのモンテッソーリ教育」を誠実に追求し続けます。

幼児教育の目的は、子どもをよい子にすることではなく、ましてよい小学生を作り出すことでもなく、子どもの今も未来も、人生全体が幸せになる土台作りをすることです。

100年以上にわたって磨き上げられたモンテッソーリ教育の重みを大切にしながら、子ども達が生きるこの21世紀の日本においてモンテッソーリ教育はどうあるべきかを、皆さんといっしょに真摯に問い続け、その成果を広く社会に還元して参ります。

保育園・幼稚園の先生、お父様お母様、子どもの育ちをよりよく援助するために、敬意と笑顔と愛に満ちた大人になるために、共に学んで参りましょう。